
先日、雨の中、娘を保育園に連れて行こうと家を出た所、同じように3歳の男の子を幼稚園に連れて行く若い母さんと出会いました。お互い子供連れという親近感からか、「登園ですか?」ということから話がはじまりました。どうやら長谷幼稚園に通っているそうです。
その若いお母さん曰く「長谷幼稚園に通わせたくて、東京から引っ越してきた」そうです。「海や緑などの自然が身近にある鎌倉で、子育てをしたいと思ったというのも、大きな理由」だそうです。「自然が側にあると、自分自身も落ち着くし、子供にも良いと思うんですよね」
彼女のそんな話を聞いて、「センス・オブ・ワンダー」というレーチェル・カーソンの本を思い出しました。
この本の著者であるレイチェル・カーソンは、1960年代に化学薬品による環境汚染にいち早く警鐘を鳴らした書として有名な名著『沈黙の春』の著者です。沈黙の春』の著者です。
本書の中でレイチェルは、姪の息子である幼いロジャーと美しい海岸線と森を探索し、雨を吸い込んだ土や木の葉の感触を楽しみ、星空を眺め、鳥の声や風の音に耳をすませます。鳥の渡りや潮の満ち干、春を待つ固いつぼみが持つ美と神秘、そして、自然が繰り返すリフレインが、いかに私たちを癒してくれるのかを、レイチェルは静かにやさしく語りかけています。
そして、自然に触れたロジャーの反応を見て、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」、つまり「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を、いつまでも失わないことが大切だと言います。そのために必要なことは、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、少なくとも1人、側にいる」ことだそうです。
確かに僕自身も、育児や仕事、人間関係などでイライラした時や疲れた時に由比ケ浜の海岸線に行くと落ち着き、リラックスします。青い空や波の音、きれいな夕日や日差しを受けて揺れる波を見ることで、癒されています。
そろそろ9ヶ月になる娘も、見えるものに興味を持ってきましたので、一緒に海や森に連れて行って、自然の素晴らしさを共感できたら嬉しいですね。

また、鎌倉は年寄りが多かったり、観光客が多いせいでしょうか、人がのんびりしています。東京の大きな街のように急いで歩いている人もあまり見かけません。子育てには本当に良い所だと思います。
鎌倉に限らず、自然に触れられる場所で子育てをするというのは良い事なのだと感じています。ご主人のお仕事の関係などで、それは無理!という方も多いと思いますが、お休みの日などには、自然の中にお子さんを連れて行ってあげたいですね。
優雅な子育てというのは、レイチェル・カーソン言うように、自然の素晴らしさや不思議さを子供とともに感じあうことから生まれてくるような気がします。子供達の為にも自然と仲良く、大切にしていきたいものですね。